2005年04月12日 11:31

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「新潮」の舞城王太郎
東京出張の帰り道。新幹線で「新潮」を読みながら帰ってきました。舞城王太郎の「ディスコ探偵水曜日」が載っているのでね。電車でipodのイヤフォンをちらつかせ舞城王太郎とか表紙に書いてある雑誌を見ているのは、その昔、原宿のコンビニで見たような、トートバッグからワザワザ「パンク特集のスタジオヴォイス」が見えるようにしている若者のように、いかにも「おれ、サブカル人間ですよー!」とかアピールしているような気がしてすこし気になりはしてたんですが・・

舞城氏はプロフィールや顔写真が明かされていない、いわゆる「覆面作家」です。その独特の文体や物語のメタファーから「舞城の正体はあの小沢健二なのでは・・」というウワサもチラホラと立っています。この前もぴーたんとこのあたりの話をしていたのですが、「小沢健二のインタビューに出てくるオンナノコが舞城作品に出てきそう」とか「小沢健二のゼミの先生が柴田元幸だ」とか考えるとまんざらウワサと言ってられないな、イヤイヤ、「舞城王太郎=小沢健二」であってほしいということまで考えてしまいます。

柴田元幸の名前がでたので、それについても少し言及。どなたかが小沢健二と舞城氏の共通するところとして、「アメリカ青春文学的なところ」ということをおっしゃっていました。柴田氏はポール・オースターをはじめとする「ちょいとひねくれアメリカ青春文学」の訳者であり、こういうジャンルがあるとするならば第一人者といってもいいはずです。実は「ちょいとひねくれアメリカ青春文学」についてはネオアコバンド、特に「オレンジジュース」というネオアコの権化みたいなバンドの歌詞はかなりこういう「ひねくれ青春文学」的なところがあって、かの小沢健二のインタビューでも「ネオアコバンド、特にオレンジジュースの歌詞には影響うけてます」みたいなことを言っています。

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なんか自分で書いてて話が広くなりそうな予感がする・・ ので少し話をもとの流れに。

舞城作品は「阿修羅ガール」を読んでガツーンとやられてしまったわけだけど、今回の「ディスコ探偵水曜日」もまだ途中ながら、かなり面白いです。ぼくはよくこういうときに手触りが近いものを参考として挙げるのですが、例によって今回も「手触りの近いもの」を挙げてみます。

山本直樹「ビリーバーズ」です。

山本直樹はヴォガネットが大好きとのことで、「ビリーバーズ」の中でもモチーフとして使っているところがあります。で、たまにヴォガネット的なものを舞城氏に感じたりもします。つーことはアレか・・?

山本直樹=舞城王太郎=小沢健二とか? 

けど「山本直樹=小沢健二」は絶対にないから

山本直樹+小沢健二=舞城王太郎とか?

キン肉マンのゆでたまごみたいだ・・

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ってまだ半分しか読んでないけど(以下微妙なネタバレ)こういうアイデンティティとかパーソナリティが別の容器に溶け込んでいったりする「ディスコ探偵水曜日」のメタファーみたいなものを使ったような推測をしてしまうのはやっぱりアタマから離れないせい? あーウチかえって続き読みたいー


peechboy さんが言うには

そうか、山本直樹っていう線もありますね。
『ビリーバーズ』って、「オペレーターさん」とか、コンプータ業界の言葉もちらほら入れてますね。

watanabe さんが言うには

プロフィールを捏造して実は山本直樹だったなんてーのも痛快ウキウキ通りですよね。変名を使うひとですし・・

エロ描写とか小沢健二からだとナカナカ想像し難いんですけど、山本直樹ならカンタンに想像できるし。

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コンプータ業界用語のような無機的な響きが「ビリーバーズ」の世界観と妙にマッチしていて、わたすは大好きなのです。

handsome さんが言うには

ビリーバーズは山本作品の中でも最も傑作と思ってたり。
舞城王太郎ってそんな作風なんだ。
興味津々。

watanabe さんが言うには

けっこうビリーバーズを山本作品の中で最高だというひとが多いですよね。たぶんhandsomeさん、舞城王太郎はかなりイケルくちだと思われます・・



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